4月。新しい世界に入った生徒の皆さん、おめでとうございます。慣れない生活に、普段以上の疲労感を感じている人も多いことでしょう。
新中学1年生は、小学校時代にはなかったクラブ活動や、定期テストが始まり、心身ともに疲れる日々が続きます。
生活範囲や友人関係、行動範囲が大きく拡がっていく中で、スマホの画面を見つめる時間が大幅に増えてくるのもこの年代。イライラして少しのことで対人関係にトラブルが発生するのもこの年代です。
過ぎてみれば多くは笑い話に変わることでも、いざその渦中にいる間は大変なものですね。
さて、忙しくなる中で試されるのが「時間の管理」と「集中力」です。
中学生以降は、対処しなければならない事柄に優先順位をつけ、集中してこなしていくことを自分自身で経験していく時期になっていきます。時間を管理し、すきま時間の有効活用を意識して過ごしていって下さい。
限られた時間にどれだけの効果を得られるかは「集中力」にかかっています。「失敗したけれど次の時間がんばろう」というのは練習時間を豊富にとることができていた年代にはできたことですが、忙しくなるとそうはいきません。一回一回が真剣勝負です。中学生期は、今まで育ててきた集中力を全力で発揮していく時期です。
まずは、色々なことへの一通りの経験が終わる夏休み終了の頃まで頑張ってみてください。力の入れ加減、生活のリズムなどが身につくはずです。
以前塾報にも書きましたが、練習効果は、「時間×密度×姿勢×内容」で決定されます。どれか一つでも0があると、結果はゼロ。1より小さい数字ばかりかけると、答えはすべての数字よりも小さくなります。逆に言えば、どこかが1を下回っていたとしても、他の項目が1を上回れば結果は良しです。
「○級○段をとる」「○○大会で入賞する」でもいいですし、「力を伸ばす」でも良いです。今まで以上に日々の練習に目的意識をもって参加してください。きっと良い結果が得られますよ。