2023.02.19
現在、2月12日の検定試験に向けて84名の受験生が、それぞれの時間が許す範囲で合格・昇段に向けて熱心に取り組んでいます。教室でも特別練習時間を設定したり、間違い直しが終わるまで練習時間の延長を推奨したりして対応しています。
試験は得点で合否・昇段が決定されますから、はじめは合否、次に点数に意識が向きます。練習でも合格点が出ない間は最高点の更新を目指して取り組み、徐々に合格点に近づけていきます。
練習時における合格や高得点は自信につながりますからそれらに一喜一憂することは当然のことですが、指導側はそんな生徒を尻目にひたすら指導すべき点を探します。
バツにはバツになる理由があります。
間違えの内容を指摘したあと、原因を考えるように指示することもありますし、原因を教える場合もあります。そして、同様の間違いを防ぐために必要な技術や意識の持ち方を確認した後、練習で実現できるかどうかを試していきます。
間違いそうな場面にさしかかったときに間違いを未然に防いだり、そもそも間違わないように調整しながら課題をこなす能力を身につけることが目標です。これはそろばんに限らず、勉強や仕事においても必要な能力ですが、一朝一夕で身につくものではありません。間違い直しをしていく中で少しずつ少しずつ備わっていく能力です。
正解や点数は今までの成果を表し、間違いには将来の成功を約束するヒントが含まれています。
伸びる人は、間違いを恐れず、間違いから目を背けず、間違いから多くの教訓を学び取る人です。
間違い直しは、単に間違った答えを正しいものへと変える作業ではなく、同じ間違いを防ぐための工夫を考察することまでも含めてのものです。精神力を必要とする地道なものですが人としての総合力を高めていきます。
2023.02.19
そろばんや暗算の練習は、正しく速く物事を処理する訓練です。
正しく速く処理するためには反復練習が不可欠ですが、どれだけの反復を必要とするかは、『繰り返す間違いを防ぐ意識』の強さにかかっています。
気を付けていても間違いは起きますが、大切なのは間違いの原因を突き止めて同じ間違いを繰り返さないことです。間違えやすい問題や陥りやすい失敗に出くわしたときに、「あっ、これだ! 今度は気を付けて取り組もう」と思うことができるかどうか、です。
精神科医で随筆家でもあった斎藤茂太さんは、「人生に失敗がないと人生を失敗する」という言葉を残しています。失敗することでしか学べないことがあるというほどの意味でしょうか。
来る2023年も生徒の皆さんは、どうぞ安心してたくさん失敗してください。そして、失敗から学んでください。失敗から学ぶことで、新たな失敗から立ち直る時間を短くしていきましょう。
かといって、最初から失敗をするつもりでいてはいけません。失敗しても仕方がないと思って取り組んだ結果の失敗からは得られるものは多くはないものです。
正解するつもりで取り組むからこそ、失敗から教訓も反省もたくさん得られます。
☆ご家庭の皆様には 今年も大変お世話になりましてどうもありがとうございました。
2023年もどうかよろしくお願いいたします。
新年が皆様にとりまして素晴らしい1年になりますようお祈り申し上げます。
教室名 | 星の郷総合教室 |
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所在地 | 〒576-0022 大阪府交野市藤が尾4-6-10 |
電車の場合 | JR片町線星田駅、または、京阪電車河内森駅から徒歩15分 |
自動車の場合 | 第二京阪道路交野南インターチェンジから5分、交野北インターチェンジから10分 国道168号線西川原交差点を西に入り、1分 |