塾長ブログ

2022.09.11

環境変化(塾報4月号より)

 4月。新しい世界に入った生徒の皆さん、おめでとうございます。慣れない生活に、普段以上の疲労感を感じている人も多いことでしょう。

 新中学1年生は、小学校時代にはなかったクラブ活動や、定期テストが始まり、心身ともに疲れる日々が続きます。
 生活範囲や友人関係、行動範囲が大きく拡がっていく中で、スマホの画面を見つめる時間が大幅に増えてくるのもこの年代。イライラして少しのことで対人関係にトラブルが発生するのもこの年代です。
 過ぎてみれば多くは笑い話に変わることでも、いざその渦中にいる間は大変なものですね。
 さて、忙しくなる中で試されるのが「時間の管理」と「集中力」です。
 中学生以降は、対処しなければならない事柄に優先順位をつけ、集中してこなしていくことを自分自身で経験していく時期になっていきます。時間を管理し、すきま時間の有効活用を意識して過ごしていって下さい。
 限られた時間にどれだけの効果を得られるかは「集中力」にかかっています。「失敗したけれど次の時間がんばろう」というのは練習時間を豊富にとることができていた年代にはできたことですが、忙しくなるとそうはいきません。一回一回が真剣勝負です。中学生期は、今まで育ててきた集中力を全力で発揮していく時期です。
 まずは、色々なことへの一通りの経験が終わる夏休み終了の頃まで頑張ってみてください。力の入れ加減、生活のリズムなどが身につくはずです。
 以前塾報にも書きましたが、練習効果は、「時間×密度×姿勢×内容」で決定されます。どれか一つでも0があると、結果はゼロ。1より小さい数字ばかりかけると、答えはすべての数字よりも小さくなります。逆に言えば、どこかが1を下回っていたとしても、他の項目が1を上回れば結果は良しです。
 「○級○段をとる」「○○大会で入賞する」でもいいですし、「力を伸ばす」でも良いです。今まで以上に日々の練習に目的意識をもって参加してください。きっと良い結果が得られますよ。

2022.04.05

自分に勝つ(塾報3月号より)

 3年前、大阪桐蔭高校の運動会を生で見ました。甲子園春夏連覇を達成したメンバーが出場するクラブ対抗リレーは圧巻で、野球部の他に全国制覇をしたラグビー部や走るのが本職の陸上部もエントリーする真剣勝負です。

 午後に予定されていたプログラムですが、昼食休憩が始まった頃にはすでにリレーの出場メンバーがトラック周辺に出てきて、クラブごとにまとまって柔軟体操を始めました。にこやかに談笑しながら30分以上は続けていたでしょうか。
 イチロー選手がオリックスでプレーしている様子を球場で何度か見たことがあります。イチロー選手はイニングの間だけでなく、投球と投球の間にもしょっちゅうストレッチをしていました。
 大きなけがをせず、四十代半ばまで第一線を走り続けたのにはこういう姿勢がものをいったのだと素人ながら感心してみていました。
 この二つの例を挙げたのは、技術を習得し使いこなすためには、愚直なまでに基礎基本を意識的にしっかりと繰り返すことの大切さがわかりやすいためです。
 星の郷教室では、同じ問題を基準タイム以内で、満点あるいは一失点でできるまで何度も繰り返して練習することがよくあり、「パワーアップ練習」とよんでいます。
 徹底的な繰り返しは、指の動きを一層なめらかにし、間違いの防止と速度アップにつなげる練習です。
 しかしながらパワーアップ練習では最初に自分で書いた答えの上に別の紙を被して計算していきますから、練習の意味を理解していなかったり今の状況から逃げ出したい生徒の中には禁じ手を使う場合がちらほらと見受けられます。
・その気になればいくらでも正解を見ることができる「複写之術」
・途中で一旦ストップウオッチを止め最短タイムになるように調整する「ワープ之術」
・自己採点後間違えた答を書き直し、最初から正解だった風を装う「なかったことにする之術」
・正解している答を間違えているものと勘違いし、わざわざ別の問題の答えを写して書き直す「すり替え失敗之術」
 パワーアップ練習とは直接関係ありませんが、術の紹介ついでに・・・
・前の席が空いているにもかかわらず後ろの席に座る「どうかそっとしておいて之術」
・死角でもない席にそこが死角だと信じ切って身を隠す「頭隠して尻隠さず之術」
・採点の列に並びながら、自分の番が近づくとなぜか後ろの生徒に先に行くようにすすめる「譲り合い之術」
・特に行きたくもないのにトイレに行く「不要不急便所こもり之術」
・仲のいい友だちと隣同士で座ろうとする「何か勘違いをしているぞ之術」
・わざわざ遠回りをして採点の列に並んだり遠回りをして自席に戻る「時間稼ぎ之術」
・壊れてもいないシャーペンを修理するふりをしている「偽修理師之術」
・何もせずにじっと壁を険しい目で見つめている「昭和ヤンキー之術」
・何もしていないのに何かをしている風を装う「アリバイ作り之術」
 これら、どこか憎めなくて人間味溢れた子どもたちは、言動のどこかに「今まさに何かの術をかけていますよ」というサインを出しています。
 意味もなく目が合ったり、机間巡視をしているスタッフの立ち位置を何度も確認したり、それはそれはおもしろいものです。
 今にも漏らさんばかりの勢いで息せき切って「トイレに行っていいですかっ!」という生徒が2階にあるトイレ目指して階段を上るその瞬間、「実はね、今日ね、……なことがあってね」と話し出すと階段のところで立ち止まって話を聞いたりしているのですから人間の膀胱とはなんとも融通が利く作りになっていることがわかるのです。
 そろばんやあんざんの練習では、取り組む身体の角度、鉛筆の濃さや数字の形、点数、間違い方などが、時として精神状態までをも雄弁に語る瞬間があります。
 やる気に充ち満ちている時は指導者が口を挟む余地など見つけられないほどで、表情、声の大きさ、歩き方からしてオーラが出ていますし、点数報告時の鼻息が違います。
 しかしどこかのバランスが崩れ、それでもなんとか体面を保とうとしていろいろとよからぬ「術」を駆使し、その場を切り抜けようとする気持ちがムクムクとわき出ているときには、答案からも表情からもなんとなく負のオーラを感じます。これは生徒の心の叫びでもあって「心の成長痛」のようなものでしょうか。
 人間は弱い生き物です。目の前に誘惑があればついつい誘いの手に乗ってしまいます。だから、そうならないために学習します。できないことをできるようになるためにがんばります。
 今までの経験上、子どもたちは、何度か直接注意を受け、あるいは注意を受けている他の生徒を見て、どういう行動をすれば正しく伸びていくか、どういう行動が学習者として好ましいものであるかを学び取って、「正しく成長する術」を身につけていきます。こうして自分に勝っていきます。
 好ましくない術の使い手から好ましい術の使い手に変わるまでに要する期間は様々です。何度も痛い目に遭わないとわからない人もいますし、たった一回の薬が効く生徒もいます。最初から好ましくない術を全く使わない生徒ももちろんたくさんいます。
 指導においては、人格を否定したり人格に注意を与えるのではなく、あくまでも行動や言動に対して注意を与えながら、「何がそういう行動に走らせるのか」という背景に考えを巡らせて対処していきます。うまくいくこともありますし、うまくいかないこともあります。現実は、ドラマのようにはいきません。時にはまったくピントはずれになっている指導もあるかと思います。
 教室だけの指導にとどまらず、ときには保護者の皆様に報告して、共同で対処をする場合もあります。繰り返し指導してもなかなか改善しないときや緊急を要するときです。すると「術」は実は教室だけで使っていたものではないことがわかることもしばしばで、そうなると保護者の皆様と教室とで共同して対応にあたることになります。
 いつか書こうと思っていた話題でしたが、いざこうして文字にすると大変なことが教室で起きているかのような感想をお持ちになるかもしれませんが、時が経てば、「術」はやがてはきれいに消え去って笑い話に昇華していくことがほとんどですからどうぞご安心ください。
 人間は実にもろく、弱く、悲しいものですが、だからこそ愛おしく、育ち甲斐も育て甲斐もある生き物です。
 そろばん教室で子どもたちが過ごす時間は一生のうちでわずかです。一分一秒たりとも無駄にしないことを目指して、令和4年度新学期のスタートを切ります。

2022.01.10

適応力(塾報12月号より)

◇今年5月末に導入しました電子黒板には通常、成績表や出席状況がわかる一覧表を映し出しています。メインのパソコン画面をモニタリングしているものですが、出席カードをバーコードリーダーに読み取らせた段階で、その日の練習内容や課題がひとりずつ表示されます。また別のモニターには座席が表示されていて、教材は教室前方と後方に配置していますので、どこに座ってどんな教材を準備し、何の練習をするかがわかるようにしています。
 大会や試験の後など、練習内容がそれまでと大幅に変わる場合は、全員が着席した後に一斉に指示をしますが、通常は生徒自身が必要な情報を見て、判断して、練習開始に備えます。
 生徒によっては最初は全く対応できないこともありますが、日を追う毎にできることが増えていきます。出席人数により、着席場所や練習内容が急きょ変更になる場合でも、生徒の皆さんは見事に対応しています。対応できない生徒は質問に来ますが、質問にはすぐに答えずに「周りの人がどうしているか見て真似をしよう」と提案にとどめておくことで、生徒の対応能力を伸ばすように心がけています。
 「今日は何をしますか?」「今から何をしますか?」との質問に答えるのは親切かもしれませんが、同時に過保護にもなりかねないことを常に意識しています。
◇プリントの在庫を切らすことがないように気をつけてはいるものの、確認漏れや一時的に使用数が急増して在庫切れを起こす場合があります。使おうと思ったときにプリントが無いという状況を防ぐために、最後の1枚を取ったり、残り少ないことに気づいた時には報告をしてもらうようにある授業で呼びかけたところ、数名の生徒がすぐに反応してくれました。別の授業でも同様の報告をしてくれる生徒が出てきました。準備不足を恥じなければならないのですが、少しうれしい気持ちがあることも白状します。
◇あんざんチャンピオン大会のときに、配布したプリントが1枚不足したことがありました。最初に不足に気がつくのは最後尾から一つ前の座席に座っている生徒ですが、その生徒がすぐに私の元にやってきて不足していることを告げました。小学2年生です。1枚足りないとなったとき、後ろを振り向いて「無いよ」といってもとがめられる年齢ではなく、むしろそういった対応をする人も多いと思いますし、今まで何度となくそういう光景を目にしてきましたが、その生徒は違いました。最後尾の生徒は安心したことと思います。最後尾の生徒の心の中に何かが芽生えることも期待しています。
◇初歩問題集を終了すると、かけ算の習得に入るまでに「J1」という問題を使ってグループになってしばらく練習をします。
 J1ではそれまで初歩教材をひたすら進み続けるという“自分だけの世界”で完結していたときとは全く違った時間を過ごすことになります。
 ここでは、技術を伸ばすことはもちろんですが、練習のやり方やグループでの動き方、他の生徒への配慮など、社会性を身につけていきます。交換採点の方法などを生徒同士が教え合う光景もみられます。先に計算を終了した生徒が他の生徒の分まで解答を準備して待っていたり、プリントを交換する場合はまだ計算している生徒の邪魔にならないように配慮したり、過去自分が戸惑った経験をさりげなく相手に伝えて注意を促したり……
 教室では多くの観点からJ1練習はとても大切な機会だと位置づけていて、生徒たちの一挙手一投足を見逃さないようにして指導しています。
 伸びていくための心構え・身構えを身につけ、少しばかりの成就感や挫折感をたくさん経験してたくましく成長していくお手伝いをしていきます。

 

2021.11.26

積極性(塾報11月号より)

●先月号で書きました「自信満々で間違えよう」というテーマは、考える癖をつけることの重大性について訴えることを目的に書きました。
 そろばんの練習において「考える」場面は、そろばんを使った計算方法を覚えていく段階と、スピードをつけたり間違いを減らすために工夫をする段階に現れますが、今月号では「考える」という心の動きを生み出す「積極性」について書いてみます。
●星の郷教室にはソフトボールや野球をしている生徒がたくさんいます。土曜日の練習や日曜日の検定試験にはユニホーム姿で教室にやってくる生徒の多さからわかります。かくいう私も、小学校時代は少年野球チームに所属してピッチャーをしていました。背番号は1。2歳年上のエースがキャプテンで、キャプテン番号の10番をつけたために転がり込んできたエース番号でしたが、投手としての成績は全く記憶していないのに背番号だけは鮮明に覚えていますからよほどうれしかったのでしょう。
 大学時代には名球会という名のソフトボールチームに所属して「3番・ショート」でした。新入生歓迎ソフトボール大会では200チームが参加する中で優勝しましたから、なかなかの強豪チームだったのです。
 名球会にはキャプテンも監督もいませんから作戦も何もあったものではなかったのですが、ただ一つ暗黙の了解みたいなものがあって、それは「見逃し三振は即交代」というものでした。
 バットを振らなければ何も起こらず、振れば間違って当たることもあればキャッチャーが後ろにそらす確率も増えるでしょう。
 審判は素人で、我々も素人。ボールとストライクの見極めなんて互いにあてにしていませんから、とにかくバットが届くところは振るのです。そうしないと、ホームベースから遠く離れていても、時には頭のあたりを通る球でさえも、よそ見をしている審判が「ストライク!」とコールすることがあるのです。
●懇意にしていただいているそろばんの先生はその昔とある高校の日本拳法部の部長をしていらっしゃいました。いわく、「日本拳法のことはまったく知らなかったが、組み手では『ひたすら前に出て拳を突き出せ』という指示だけを徹底していた」そうで、相手から良い突きを受けて下がろうものなら部長にこっぴどく叱られる部員は前に出て突き続けるしかありません。その結果、なんとそのチームは団体日本一にまで上り詰めました。
●奈良の智辯高校と智辯和歌山高校で野球部監督を務めた甲子園勝ち数歴代一位監督の髙嶋仁さんは、打つべき球を見逃した選手は直後に交代させたそうです。積極性の大切さについて身体に染みこませるため、とおっしゃっています。
 これら二つのエピソードと一つの無駄話は、髙嶋元監督の言葉にある“積極性”の重要性と、積極性が物事を成功に導くための原動力に十分になり得ることを物語っています。
●さて、好奇心は旺盛であっても入塾初日から積極的な生徒はまれで、ふつうは少しずつ雰囲気に慣れながら徐々に本領を発揮していきます。教材が進んでいくにつれて自信が芽生え、あわせて教室内での立ち居振る舞いにも慣れ、できないことができるようになり、時には自己最高点を更新し……。練習の中で起きるこうした「ちょっとした成就感」を味わうことで積極性が知らず知らずの間に醸成されていくのでしょう。
 しかしながら、何らかの理由で自信が持てないときは、積極性など出ようものではありません。生徒の皆さんは正直ですから、態度にはっきりと出ます。練習中の姿勢であったり、質問や採点依頼の回数であったり、教室内を歩く速度や選ぶ通路であったり、説明を聞いている際の視線であったりと、本人も気がつかないうちに様々なサインを出しています。
 私たちはそのサインを見逃さないことと、サインに対してどのようなアプローチを試みるか、またはあえてアプローチを試みずに様子を見るかを選択するのが仕事の重要性の8割を占めているといっても差し支えありません。たとえるならば「捕った魚を与えるか。魚の捕り方を学ぶ援助をするか」の選択となるでしょうか。
●答案や計算時の様子から自信が持てない理由を類推し、時には質問を投げかけてみて反応を見ながら指導の選択をしていくわけですが、そこには生徒が魚を与えられることをじっと待っている感情の度合いも加味しています。
 魚を待っている生徒にとっては、自分で魚を捕るようにアプローチされるのは鬼のような対応かもしれません。
 しかし、踏ん張って積極性を出せばあと少しで自分自身で魚を捕ることができると判断した場合や、ここは頑張るべきだと思った場合は、鬼になってでも生徒が殻を破るように指導をします。
●人は、学校やそろばん教室のような教育機関で何かを教えられる年数よりも遙かに長い年数を自分で考えて歩いていかなければなりません。道中は選択の連続です。見ようと思って見ないと目に入らないものや、聴こうと思って聞かないと耳に入らないものもあります。
●指導された計算方法を「一度の説明で覚えきろう」という心構えや、間違いを防ぐために「慎重に計算しよう」という集中した状態は、自分から進んで伸びていこうという積極的な態度をもつことで生まれてきます。また集中した結果によって得られる成就感が積極的な姿勢を生み出すこともあります。

 教室では様々な場面においていろいろな仕掛けをちりばめながらすべての生徒の皆さんが積極性を獲得していくことを目指しています。 

2021.10.26

自信満々で間違えよう(塾報10月号より)

そろばんの練習で○と×はつきものですが、実は単純に○と×の二つにわけられるものではないという話をします。

 ○には自信満々で計算した結果の根拠のある○となんとなく計算した結果の根拠のない○があります。×にも同様に、自信満々で取り組んだ結果の、間違えた根拠のある×と、なんとなく無意識で取り組んだ結果の根拠のない×とがあります。
 ○と×は正反対の結果を表しますが、指導する立場から見ると根拠のない○と根拠のない×はまったく同じ結果だと判断します。根拠がないということは正解にも間違いにも再現性がないということであって、それは実力とはいえないのです。
 練習時における○と×に順位をつけるとすれば、最も良いものは「根拠のある○」であり、続いて「根拠のある×」となります。「根拠のない○」と「根拠のない×」には意味がありません。
 「根拠のある○」にはより洗練された指の運びや速度アップなどの技術面における指導が考えられ、「根拠のある×」には間違いを再現して、正しい方法と比較させる指導が有効となります。
 対して「根拠のない○と×」には、精神面でのアプローチから始めます。無意識で取り組もうとする気持ちを改めさせて意識して取り組む気持ちになるように仕向けていかなければなりません。
 加減乗除の計算方法を覚える段階での間違いやつまずきは、「考えずにやってしまう」ことが原因のほとんどを占めています。
 考えてやることを意識すれば、考えてもわからないときはその時点で指が止まります。この「指が止まる」というのがわからないときの正しい反応です。
 ところが、考えずにやってしまうと、わかっていないことに無頓着になってしまって、間違いがどんどん上書きされてしまいます。こうなると改善には相当な時間がかかる場合もでてきます。
 そうならないために心がけておくべき大切な取り組みは、「考える」ことを日常から徹底的に意識することです。不正解のときはもとより、正解であってもときにその理由を尋ねることがありますが、これは「考える」ことの重要性を生徒に問うていることに他なりません。
 どうぞ生徒の皆さんには確信を持ってどんどん間違えてもらいたいと思います。間違いの中には伸びるための「あっそうか体験」ができる要素がたくさん詰まっていますから、失敗して、間違えて、その原因を知り対処を考えるという作業を繰り返して欲しいと思います。
 変な言い方ですが、そろばん教室は安心して失敗できる場です。そして間違いの中にある成長の素に生徒の皆さんが気がつく場です。さらには成長の素を使って実際に成長する場でもあります。
 思索の秋です。「考える」ことの重要性について、計算方法の習得時にスポットを当てて書いてみました。今年は秋があったのかという議論はさておいて、です。

ACCESS{アクセス}

教室名 星の郷総合教室
所在地 〒576-0022
大阪府交野市藤が尾4-6-10
電車の場合 JR片町線星田駅、または、京阪電車河内森駅から徒歩15分
自動車の場合 第二京阪道路交野南インターチェンジから5分、交野北インターチェンジから10分
国道168号線西川原交差点を西に入り、1分